2026年 10/27 放送

サルチョード・イル

1990年・モンゴル高原シリンゴル草原生まれ・博士

2020 東京藝術大学大学院修士課程美術研究科彫刻専攻          修了
2024 金沢美術工芸大学大学院博士後期課程美術工芸研究科彫刻専攻    修了

展示歴
2026「サルチョード・イル個展-風の声を聴く」/Gallery Blue3134(東京)
2026「Tokyo Gendai」(Marco Galleryより出展)/パシフィコ横浜(神奈川)
2026「Five Galleries Art Fair in Spiral 2026」(Marco Galleryより出展)/スパイラルガーデン(東京)
2026「池袋アートギャザリング公募展 IAG AWARDS 2026」/東京芸術劇場(東京)-協同組合美術商交友会賞
2026「KNOW-MAD TOY」(Marco Galleryより出展)/大丸東京店 ART GALLERY(東京)
2025「KOGEI Art Fair Kanazawa 2025」(小山登美夫ギャラリーゲストアーティスト)/ハイアットセントリック金沢 (石川)
2025「MEET YOUR ART FESTIVAL 2025」(Marco Galleryより出展)/寺田倉庫 E HALL (東京)
2025「在日モンゴル人アートグループΦ36°作品展-地平線」/TURNER GALLERY (東京)

モンゴル草原での生活経験に基づく身体的な記憶を起点に、木彫とインスタレーションによる空間表現を行っています。草原で暮らす中で、人間は自然から切り離された存在ではなく、風や動物、大地との関係の中に存在しているという感覚を持つようになりました。それが私の制作の基盤となっています。
制作では、直線的な輪郭や面の平面化によって形式を削ぎ落とし、風やエネルギーが作品を通り抜けることで、周囲の空間に動きや広がり、響きを生み出すような形を追求しています。
作品には、馬と翼を持つ狼がたびたび登場します。馬は身体性や「生」を、狼は目に見えない世界や霊性を象徴する存在です。それらを円環状に配置することで、生命のエネルギーが巡る空間をつくり、生と死、可視と不可視の境界を行き来するような空間を表現しています。
鑑賞者がその空間に身体を置くことで、人間と自然、生と死、可視と不可視など、分断されてしまったさまざまな関係を、もう一度身体感覚を通して感じてもらいたいと考えています。