2023年11/7 放送

大阪府出身 京都造形芸術大学 アートプロデュース学科卒業
2023
●個展「色はさめる、空気を包む」/YOD TOKYO
●個展「些細で未熟な日々」/AMMON TOKYO & WADA GAROU Lab.
●Study:大阪関西国際芸術祭/大阪府立中之島図書館
2022
●「二次元派」/代官山ヒルサイドフォーラム、N&A Art SITE
●個展「デジタルデトックス」/Contemporary Tokyo
●ART FAIR TOKYO 2022
2020年
●グループ展「neo wassyoi」/Hidari Zingaro

「ゆらぎの中にいる自覚」が制作の主なテーマです。
SNSで多様な価値観に触れられる時代、様々なものを吸収して、
何が正しいのか、自分の意見や属性すらも分からなくなる浮遊感が自身の中に根強くあり、
作品制作はそれを受け止める器にもなります。

生きている中で、
「どちらとも言えない」
と思う対象に出会うことがあります。

どちらにも属せないなど、宙ぶらりんな感覚。

また、気づかなければそのことに気を取られずに済んだのに、悲しまずに済んだのにということも。

絵のモチーフやシチュエーションは、ストレスを感じた場面や心を動かされた場面などを描くことが多く、
描きながらそのストレスと向き合っているように思います。

作品は、幼い頃に親しんだ少女漫画のような大きな瞳や、
ファンシー雑貨のような色彩を用いて表現しています。

絵自体が子どものおもちゃ感があることを最近は大事にしています。
ビーズって感じの絵。キラキラして宝石のようだけどチープさがあり、
いつか汚れたり壊れたりするもの。
きれいに保管しておくのも大事だけれど、絵もいつか色褪せて汚くなって欲しい気持ちもあります。