1983年 東京生まれ
2013年 レザーカービングに魅せられ、レザークラフトを始める。
2014年 スクールに通いバッグ製作を学ぶ
2016年 革製品製造工場に革小物職人見習いとして入社
2019年 革小物職人として独立。
2020年 レザーアート作品を制作・発表。
展示
2021年 個展「POTENTIAL」 四季彩舎
2022年 ART BUSAN 2022 韓国/釜山
ART TAIPEI 2022 台湾/台北
2023年 つながりのはじまり BAG -Brillia Art Gallery-
2024年 個展「関係のための境界線」 TOMOHIKO YOSHINO GALLERY
命を革めて見つめる契機の創出。
革とは、動物の生命を支えていた外皮です。
その動物の肉•生命をいただいた私の身体と、作品にする革が同じ肉•生命を有していた外皮であったかもしれない、と捉えてみると、それらは≒の可能性があるとも言えます。
この視点に立ってみると、私達の身体は一つどころではなく膨大な生命の複合体として見ることができます。
そして身体は、世界と精神を媒介する境界線として機能し、自発的にその形を保ち続けます。
これらのことから身体は、膨大な生命由来の意志を持つ「カラダ」という別の生き物であると考えています。
革を、残るものとして作品化し、見つめ続けてもらうことで、「カラダ」が膨大な生命の複合体であること、「カラダ」無しで私たちは存在出来ないこと、また、主体としての「カラダ」の再認識を喚起し、自身や他者、日々への捉え方に、小さな変化の積み重ねによる革命が生まれることを願っています。
作品へのこだわり
もう一度革に生命を吹き込むことを意識して作品を制作しているので、ほとんどの作品で人や動物などをモチーフにしています。(スズキシノブ)