千葉県生まれ
2022 東京藝術大学 大学院 美術研究科 修了
2019 東京藝術大学 大学院 美術研究科 入学
2018 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 卒業
2014 東京藝術大学 美術学部 絵画科油画専攻 入学
個展
2023 揺れるまで揺られない様...Al Base 代々木
2022 苦みを添加する...biscuit gallery 渋谷
グループ展
2022 修了展...東京藝術大学 上野
2019 art.0 芸術と都市の誕生…ライブペイント、大手町プレイス・ウエストタワー
2019 藝大アーツイン丸の内2019…オークション会、丸の内丸ビル
2018 BE MY BABY 東京都美術館
2017 無二無二 3331
受賞歴
2016 安宅賞 受賞
私は現実の情報量についていけず、想像力も満足に働かない。簡略化されて、整理された二次元のデフォルメされた世界の方が、私にとって様々なリアリティを感じられた。
しかし、現実を諦めるべきじゃないと思っている。どんなに人と比べ劣った現実でも、か細いリアリティを手繰り寄せて感じとることに生きる意義を感じている。
私の場合、表現は、リアリティを感じられる二次元から始めるしかない。私は普段pcやノートに、SNSにあげるために生みだしたような物語のないキャラクターを落書きするが、キャラクターは自分自身では自立できないほど弱々しく、私に少し似ているようにも思う。私は線体であるその子を絵画の中で、ただの線に還るように解きほぐし解放することを試みる。雑多な要素をほぐし、真に本質的なものを探るなかで、現実のリアリティを少しでも感じたいと思っている。
私ほど弱さをさらけ出し続ける人もそういないと思う。私は私の表現のオリジナリティや、アイデンティティをその弱さにこそ見出だしたい。(中風)