神戸市生まれ。
東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。
同大学院美術研究科絵画専攻日本画研究領域修了。
同大学院美術研究科美術専攻日本画研究領域博士号取得。
博士論文「『ノイズ』を通した被写体の絵画化」
2023年現在、東京芸術大学日本画専攻で教育研究助手をしながら作品を制作している。
2021年 FACE2021 入選/SOMPO美術館
2021年 第30回佐藤美術館奨学生展/佐藤美術館
2023年 個展「媒介であり防護壁」/銀座蔦屋書店インフォメーションカウンター前、四季彩舎
2023年 アートフェア東京/四季彩舎
Frosted WindowシリーズやCurtainシリーズは画面の一部をぼかし、景色を見えづらく表現している。それは、観る人それぞれの経験や観念によってイメージが補完されることで、最もリアリティのある解釈ができると思ったからだ。ぼやけた表現は、基底材の綿キャンバスに絵の具を染み込ませながら描いていく。一見、描いた景色を後からぼかしたようだが、実は最初にぼけたイメージを作ってから、それに繋がるように景色を細かく描いていく。私自身も偶然立ち上がる曖昧なイメージを想像しながら制作している。