2023年9/26 放送

武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。
北方ルネサンスを技術的標榜としつつ、日本や中央アジア、コーカサスを中心にユーラシアの文化や世界観を混ぜ合わせて自己の表現としている。
主な展覧会に、
「study:大阪国際芸術祭、アートフェア2023」(​グランフロント大阪)、
「D-art ART2023」(大丸東京店)などがある。

【自分の作品について】
自分の身体、記憶も含めた「他者(自分の存在以外の外の要素、アウトサイド)」を世界として、今この瞬間の存在である「自己」と、仮定された自己同質の希望である
「他人(アウトサイドではあるが、自分と同じ存在があると仮定できる、している)」を象徴化した曖昧な存在である「たぬき」を置き、自分の世界に対する解釈と、補完の方舟として表現。
乾燥が遅く、融通が効かせられる油絵具をパレットの上で混ぜ合わせ、擬似的な第一質量として、「世界」と「たぬき」を創造する、デミウルゴスごっこ。たのしい分霊箱づくり。精神の自己複製子。